キクノルア
20戦5勝。
左前脚屈腱炎により競走生活を引退することとなりました。
キクノルアは父は屈腱炎を乗り越え見事な復活を果たし、ダート界の頂点に君臨したカネヒキリ。
母はライトハートリー。一族を辿るとノーザンテーストの初年度産駒で重賞を勝ち、桜花賞でも3着に輝いたシャダイダンサーがいる血統。2015年の北海道サマーセールで取引された馬だ。
ちなみに生産者は田中勝春騎手の父の田中春美氏である。
デビュー戦は早く2歳の夏の中京で、芝のマイル戦。
不良馬場の中、しぶとく伸びて後に重賞を勝ち、クラシックを沸かせたダンビュライトに次ぐ2着となった。
なおこの時の3着は、重賞を勝ち天皇賞秋でも2着となったサングレーザーであり、ハイレベルな1戦であった。
その後1度芝を走りダートに変えた3戦目。
レースは5番人気で先行する中、最終コーナーで後の重賞勝ち馬、タガノディグオがまくって一気に先頭に躍り出る!キクノルアは外から残り1ハロンの地点で猛烈な追い込み!独走態勢に入るタガノディグオに一歩一歩近づき、ちょうど交わしたところでゴール!!強烈なインパクトを残し、見事初勝利を飾った。
その後もダートでの成績は安定、すべて掲示板に載り、2番人気で迎えた9戦目。
中団からレースを進め徐々に押し上げて最後の直線へ向くと、1勝目をあげたときのような脚がさく裂し、独走状態で2着に5馬身差をつけてゴール!
2勝目を手にした。それから1000万クラスでも2着を続けながら安定した成績を収め、3勝目は3馬身差の圧勝。
準オープンにあがって10着と敗れた半年後、降級初戦を2番手から追走。直線で先頭を抜き去り、そのままリードを保って2馬身差で優勝!再び準オープンクラスに上がり、7着となった次の1戦招福S。
今回はハナを切り先頭で直線へ向かう。1番人気の馬と、後に重賞アンタレスSを勝つアナザートゥルースが猛追をみせるが、差が詰まりそうでつまらない!!最後は4分の3馬身差で勝利!見事オープン馬になった。
その後オープン特別を走り、地方交流重「名古屋大賞典」にも挑戦。
そろそろオープンクラスのペースにも慣れて前進が見込めるのでは…と思われたが、ここで引退となった。
勝つときは鮮やかに勝つのでオープンクラスでも通用する力があり、負かしてきた馬には後の重賞馬が沢山いるため、ここでの引退は残念…。
カネヒキリは亡くなっており、貴重な産駒。キクノルアのファンの方はもちろん、カネヒキリのファンの皆様にも是非支援を頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
経歴
- 2019年7月 登録抹消
- 2019年7月 NPO法人吉備高原サラブリトレーニング
- 2020年5月 加月乗馬クラブ
父 | カネヒキリ | ||
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母 | ライトハートリー | ||
生年月日 | 2014年3月9日 | ||
性別 | セン馬 | 生産牧場 | 田中春美 |
産地 | 新ひだか町 | 所属厩舎 | 奥村 豊 |
毛色 | 栗毛 | 獲得賞金 | 8203.1万円 |
住所
〒830-0114
福岡県久留米市三潴町福光字中分字山添72-3
加月乗馬クラブ
- TEL
- 0942-65-2280
- 営業時間
- 休業日
- 見学申込方法
要事前連絡
主な戦績
- '16 京都 2歳未勝利 1着
- '17 阪神 3歳上500万下 1着
- '18 阪神 4歳上1000万下 1着
- '18 阪神 姫路特別 1着
- '19 中山 招福S 1着